鹿児島県の最南端にある島「与論島」。
大潮の干潮時に出現する砂だけの島「百合ヶ浜」が有名で、透明度抜群の海は観光客から絶大な人気があります。
こんな方のために、今回は与論島までのアクセス方法や、飛行機やフェリーそれぞれの所要時間や料金などを詳しく解説していきます。
今後、与論島へ行く方の参考になれば幸いです。
Contents
1.与論島の基本情報
与論島は鹿児島県の最南端に位置する小さな島です。(地図で見ると沖縄のスグ上です。)
サンゴ礁が隆起してできた島で、白い砂浜と透明度の高い海は「東洋の真珠」ともいわれています。
■与論島の基本情報
- 鹿児島県最南端の島
- 沖縄と気候はあまり変わらない
- 周囲23キロ、車で一周1時間ほど
- 年間観光客は約15万人
- 百合が浜、ヨロン駅、ダイビングなどが人気
また、大潮の干潮時に出現する砂だけの島「百合ヶ浜」は、辺り一面エメラルドグリーンの透明度抜群の海で、観光客から絶大な人気があります。
透明度抜群の海では、ダイビングやシュノーケルなどのアクティビティも楽しめます。
鹿児島県にありながら九州よりも沖縄の方が近く、昔は琉球文化圏だったことから独特の方言や音楽があり、食文化は沖縄に近いものを残しています。
与論島は小さな島ですが、港だけでなく空港もあるため飛行機とフェリーどちらの方法でもアクセス可能です。
2.与論島への行き方
与論島へは、東京や関西などの主要都市からの直行便がありません。
そのため、沖縄から飛行機かフェリー、または鹿児島から飛行機からフェリー、という行き方が一般的です。(鹿児島の奄美大島からの飛行機、フェリーもあります。)
では、それぞれの行き方を詳しく見ていきます。
3.与論島へのアクセス【飛行機】
与論島への飛行機は、沖縄・鹿児島・奄美から毎日1便就航しています。(沖縄便は夏季の期間は2便)
飛行機はJALグループのRAC(琉球エアコミューター)、JAC(日本エアコミューター)が運航しています。
飛行機を利用するメリットは、フェリーに比べて移動時間が圧倒的に短縮できることです。
旅行日数が少ない方は、飛行機で行くことをオススメします。
ただし、直前の予約や繁忙期は、料金が高くなってしまうことがネックです…
損をしないためにも、航空券を予約する際は面倒でも、きちんと航空券の予約サイトを比較しましょう( *`ω´)
3-1.飛行機の所要時間
それぞれの空港から与論島までの所要時間は下記の通りです。
■所要時間
- 鹿児島空港 ⇔ 与論島:1時間35分
- 奄美空港 ⇔ 与論島:45分
- 沖縄・那覇空港 ⇔ 与論島:40分
与論島は、沖縄本島までわずか23キロと近いため那覇から飛行機を利用すれば、たった40分で到着します。
奄美大島からも45分でアクセス可能です。
奄美大島もなかなか行けない島ですし、与論島と合わせて観光したいという方にオススメします。1泊は奄美大島、もう1泊は与論島というプランを組んでみてもいいでしょう。
3-2.飛行機の料金
航空券の料金相場は、下記の通りです。
■料金相場
- 鹿児島空港 ⇔ 与論島:13,400〜16,000円
- 奄美空港 ⇔ 与論島:9,400〜14,200円
- 沖縄・那覇空港 ⇔ 与論島:9,000〜13,500円
与論島までの距離も短い分、沖縄からの飛行機が一番安いです。
ちなみに…
東京(羽田)から与論島にアクセスする場合、下記の①・②どちらも乗り継ぎが必要ですが…
- 沖縄まではLCCを利用し、羽田⇔沖縄、沖縄⇔与論を別々の航空会社の飛行機を予約する
- 羽田から与論島まで、JALの先得などを利用して一括で予約する
沖縄以外で乗り継ぐ場合も、この2パターンが考えられますが、予約する時期によっては、LCCを利用しなくても②の方が料金が安くなる場合もあります。
また、特にお盆や年末年始の繁忙期は、航空券とホテルを別々で予約するより、航空券とホテルがセットになったツアーを予約した方が安いことも。
与論島までは、JALグループのRACとJACが就航しているので、ツアーを利用したい方はJALダイナミックパッケージの利用がオススメです。
3-3.飛行機のメリット・デメリット
飛行機を利用するメリットは下記の通りです。
デメリットはこちら。
繁忙期などは、飛行機は混むのでかなり早め(最低でも3ヶ月前)に予約することをオススメします。
早めに旅行が確定している方は、飛行機も安く抑えられることがあるので、一度検索してみることをオススメします。
飛行機はフェリーに比べて料金はやや高くなりますが、風の影響を受けにくく、移動時間も短縮できます。
信頼性の高さと、このスピードは大きな魅力です。
旅行日数が少ない方や、あまり天候の心配をしたくない方は、飛行機で行くことをオススメします。
4.与論島へのアクセス【フェリー】
フェリーは沖縄・那覇(本部港経由)からの上り便が1便、鹿児島からの下り便が1便、毎日就航しています。(マルエーフェリーALineとマリックスラインの2社が毎日交互に運航。)
フェリーは飛行機に比べて時間がかかりますが、圧倒的に料金が安いです。
節約したい方や、旅行日数が多い方はフェリーの利用をオススメします。
4-1.フェリーの所要時間
フェリーを利用した場合の所要時間は下記の通りです。
■所要時間
- 鹿児島 ⇔ 与論島:20時間
- 奄美 ⇔ 与論島:8時間
- 沖縄・那覇 ⇔ 与論島:5時間
- 沖縄・本部 ⇔ 与論島:2時間30分
鹿児島からもフェリーで行けますが、乗船時間が20時間、料金は一番低いクラスでも13,580円かかってしまいます。
なので船旅をしたい方以外は、鹿児島からフェリーで行くメリットはあまりなさそう…
フェリーを利用したい方は、鹿児島からではなく沖縄からの利用をオススメします。
▼那覇港発(上り)
入港時間 | 出港時間 | ||
沖縄本島 | 那覇港 | 7:00 | |
本部港 | 9:00 | 9:20 | |
与論島 | 与論港 | 11:50 | 12:10 |
沖永良部島 | 和泊港 | 14:10 | 14:40 |
徳之島 | 亀徳港 | 16:30 | 17:00 |
奄美大島 | 名瀬港 | 20:30 | 21:20 |
鹿児島 | 鹿児島新港 | 翌日の 8:30 |
▼鹿児島新港発(下り)
入港時間 | 出港時間 | ||
鹿児島 | 鹿児島新港 | 18:00 | |
奄美大島 | 名瀬港 | 翌日の 5:00 |
5:50 |
徳之島 | 亀徳港 | 9:10 | 9:40 |
沖永良部島 | 和泊港 | 11:30 | 12:00 |
与論島 | 与論港 | 13:40 | 14:10 |
沖縄本島 | 本部港 | 16:40 | 17:10 |
那覇港 | 19:00 |
沖縄出発のフェリーであれば朝7時に出港し、途中沖縄北部の本部港を経由し、11時50分に与論島に着くので、午後からはたっぷり遊べます。
また、与論島からの帰りのフェリーも14時10分に出発するので、お昼過ぎまで遊ぶことができ、滞在時間を長く確保することが可能です。
4-2.フェリーの料金
沖縄・那覇港からのフェリーの料金(片道)は下記の通りです。
▼マルエーフェリー(ALine)の料金
船室 | 料金 | 備考 |
特等 | 10,730円 | |
1等 | 8,580円 | |
2等寝台A | 5,970円 | 2等和室+ 寝台A料金 |
2等寝台B | 5,340円 | 2等和室+ 寝台B料金 |
2等和室 | 4,290円 |
上記金額に加えて、乗船当日に有効な燃料油価格変動調整金が発生します。(大体300円ほど。)
▼マリックスラインの料金
船室 | 料金 |
特等 | 10,730円 |
1等 | 8,580円 |
2等寝台 | 5,970円 |
2等 | 4,290円 |
マルエーフェリー同様、上記金額に加えて、乗船当日に有効な燃料油価格変動調整金が発生します。(大体300円ほど。)
もちろんマリックスラインでも「奄美・沖縄交流割引」があります。
割引後は、沖縄港〜与論島間は一番低いクラスで2,870円とかなりお得に利用できます。
那覇港から与論島までフェリーを利用すると…
- 片道所要時間…約5時間
- 片道料金(大人)…4,290円〜(割引適用後2,870円〜)
フェリーは飛行機に比べて時間はかかりますが、沖縄から利用すると割引もあり、料金はかなり安く抑えられます。
4-3.フェリーのメリット・デメリット
フェリーを利用するメリットは下記の通りです。
デメリットはこちら。
移動時間はかかりますが、その分料金は格安です。
また、飛行機のように予約で悩まされることもほとんどありません。(予約なしで乗船できますが、3月末の転勤時期やお盆時期なので繁忙期は予約したほうが無難)
ただし、悪天候時には、与論島は抜港になることが多いので、その点は注意が必要です。
時間に余裕がある方や、旅行の交通費を抑えたい方は、フェリーを利用するメリットがあるでしょう。
5.最後に
いかがでしたか。
今回は与論島へのアクセス方法についてご紹介しました。
早めに旅行が決まっている方や旅行日数が少ない方、あまり天候の心配をしたくない方は、飛行機がオススメです。
時間に余裕がある方や旅費を抑えたい方は、フェリーを利用してみてはいかがでしょうか。
旅行日数や日程、予算などはそれぞれだと思います。
ご自身に合ったアクセス方法を選んで、快適な与論島旅行をお楽しみください。
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