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日帰りは無理?沖縄から与論島までフェリーで行ってみた【所要時間・料金・船内の様子】

与論島までのフェリー

大潮の干潮時に出現する砂だけの島「百合ヶ浜」が有名な、鹿児島県の最南端に位置する「与論島」。

やんかな
やんかな
沖縄から与論島までフェリーで行きたい…チケットの購入方法やフェリー船内の様子を知りたい。

こんな方のために、今回は私が実際に沖縄の本部港から与論島までフェリーで行った時の様子を写真付きで詳しくご紹介していきます。

今後、沖縄から与論島までフェリーで行く方の参考になれば幸いです。

Contents

1.与論島への行き方

与論島へは、東京や関西などの主要都市からの直行便がありません。

そのため、沖縄から飛行機かフェリー、または鹿児島から飛行機からフェリー、という行き方が一般的です。(鹿児島の奄美大島からの飛行機、フェリーもあります。)

与論島アクセス方法

ヨロン島観光協会HPより

沖縄から与論島まで飛行機で40分なら日帰りで観光もできそうな気がしますが…

与論島は日帰りでは絶対満喫できない島です。

そもそも沖縄⇔与論島の往復の飛行機やフェリーの時間を考えると、日帰りで行くことはできません。

絶対無理という訳ではないですが、与論島での滞在時間は実質1時間半ほどになってしまいます…

宿泊して与論島の美しさをしっかり堪能しましょう。

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では、飛行機とフェリーそれぞれの行き方を見ていきます。

1-1.飛行機

与論島への飛行機は、鹿児島、奄美、沖縄から毎日1便就航しています。(沖縄は夏季の期間は2便)

飛行機を使ってのアクセスはこんな方にオススメです。

  • 旅行日数が少ない方
  • あまり天候の心配をしたくない方
  • 早めに旅行日程が決まっている方

それぞれの空港から与論島までの所要時間やおおよその料金は下記の通りです。

出発地 所要時間 料金
鹿児島空港 1時間35分 13,400〜
16,000円
奄美空港 45分 9,400〜
14,200円
那覇空港 40分 9,000〜
13,500円

飛行機はフェリーに比べて料金は(倍以上)高くなりますが、風の影響を受けにくく、移動時間も短縮できます。

信頼性の高さと、このスピードは大きな魅力です。

繁忙期などは、飛行機は混むのでかなり早め(最低でも3ヶ月前)に予約することをオススメします。

少しでも航空券の費用を抑えたい方は、沖縄・鹿児島までの飛行機をLCCにすることや、早めの予約(最低でも2〜3ヶ月前まで)を心掛けましょう。

損をしないためにも、航空券を予約する際は、面倒でもきちんと航空券の予約サイトを比較しましょう( *`ω´)

》スカイスキャナーで航空券を比較検索する

お盆や年末年始の繁忙期は、航空券とホテルを別々で予約するより、航空券とホテルがセットになったツアーを予約した方が安いこともあります。

与論島までは、JALグループのRACとJACが就航しているので、ツアーを利用したい方はJALダイナミックパッケージの利用がオススメです。

1-2.フェリー

フェリーは沖縄・那覇(本部港経由)からの上り便が1便、鹿児島からの下り便が1便、毎日就航しています。(マルエーフェリーALineマリックスラインの2社が毎日交互に運航。)

フェリーでのアクセスはこんな方にオススメです。

  • 時間に余裕のある方
  • 旅費を抑えたい方

フェリーでの与論島までの所要時間やおおよその料金は下記の通りです。

出発地 所要時間 料金
沖縄・那覇港 4時間50分 4,290〜
10,730円
沖縄・本部港 2時間30分 2,930〜
7,330円
鹿児島新港 約20時間 13,620〜
34,050円

上記金額に加えて、乗船当日に有効な燃料油価格変動調整金が発生します。(大体300円ほど。)

2021年3月末まで「奄美・沖縄交流割引」があり、沖縄港・本部港〜与論島間は1,420円の割引があります。

割引後は、那覇港〜与論島間は一番低いクラスで2,870円とかなりお得に利用できます。

鹿児島からのフェリーは時間もかかりますし、料金も飛行機より高くなってしまったりするので、あまりお勧めはしません。

沖縄⇔与論間のフェリーの時刻表は下記の通りです。

▼沖縄・那覇港発(上り)

入港時間 出港時間
沖縄本島 那覇港 7:00
本部港 9:00 9:20
与論島 与論港 11:50 12:10

▼与論島発(下り)

入港時間 出港時間
与論島 与論港 13:40 14:10
沖縄本島 本部港 16:40 17:10
那覇港 19:00

沖縄出発のフェリーであれば朝7時に出港し、途中沖縄北部の本部港を経由し、11時50分に与論島に着くので、午後からはたっぷり遊べます。

また、与論島からの帰りのフェリーも14時10分に出発するので、お昼過ぎまで遊ぶことができ、滞在時間を長く確保することが可能です。

移動時間はかかりますがその分料金は格安ですし、飛行機のように予約で悩まされることもほとんどありません。(予約なしで乗船できますが、3月末の転勤時期やお盆時期なので繁忙期は予約したほうが無難)

ただし、悪天候時には、与論島は抜港になることが多いので、その点は注意が必要です。

時間に余裕のある方や、旅行の交通費を抑えたい方は、フェリーを利用するメリットがあるでしょう。

与論島までの飛行機とフェリーでのアクセス方法をもっと詳しく比較したい方は、こちらの記事を参考にしてください。

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2.実際にフェリーで与論島に行ってみた

実際に沖縄の本部港からフェリーで与論島まで行ってきたので、そのときの様子を写真多めにご紹介します。

与論島までのフェリー
ちなみに私は沖縄北部で用事があったので、そのまま本部港から乗船しました。

しかし普通の旅行で訪れるなら、那覇港からの利用でいいかと思います。

本部港を利用すると沖縄北部までの移動代(バスで2,000円)がかかるので、那覇からフェリーを乗った方が若干安いです。

本部港からの利用だったので…あまり参考にならなかったらすみません。

ただ、フェリーの内部の様子などはイメージが掴めるかと思いますので、フェリーで与論島に行ってみたい方は参考にしてみてください。

2-1.本部港からフェリーに乗船

私の乗船したフェリーの情報はこちらです。

  • マルエーフェリーALine
  • フェリー波之上
  • 本部港9:20発→与論港11:50着
  • 片道料金1,830円(奄美・沖縄交流割引適用後)
  • 2等クラス2,930円-割引1,420円=1,510円
    +燃料油価格320円=1,830円

朝7時に那覇港を出発したフェリーは、本部港には9時に入港し9時20分に本部港を出発します。

事前に予約も可能ですが、私はしませんでした。(コロナ禍7月の平日利用)

予約は電話で、乗船日の1ヶ月前の同日午前8:30から、下り便は乗船の1日前、上り便は乗船の2日前のそれぞれ17時まで可能です。

予約なしで乗船できますが、3月末の転勤時期やお盆時期なので繁忙期は予約したほうが無難です。

乗船受付には多少時間を要するので、余裕を持って港に向かいましょう。

私は出発の50分ほど前の8時半には本部港にいました。

こちらは帰りの与論島でチケットを買った時の乗船申込書です。

沖縄与論間のフェリー乗車申込書
行きも同様に、乗船申込書(乗船日・区間・氏名・年齢・性別・携帯番号・緊急連絡先)に記入しチケットを購入します。

沖縄与論のフェリーチケット
乗客がたくさんいる時期は、出港時間の30分前までに受付を終了するので、時間には余裕を持って行動しましょう。

電話予約や旅行代理店で予約した場合でも、乗船申込用紙の記入し乗船手続きが必要になります。

ちなみに乗船券は降りる時に回収されるので、失くさないようにしましょう。

2-2.フェリー波之上・船内の様子

9時過ぎに乗船です。

船内はとても広く迷子になりそう。エスカレーターやエレベーターもあります。

沖縄与論間のフェリー船内
クラスによって利用できる部屋が違います。

沖縄与論間のフェリー船内2沖縄与論間のフェリー船内4
行先によって利用できる部屋が違いましたが、コロナ禍だったので分かれていのか、普段から分かれているのかは不明です…

沖縄与論間のフェリー船内図 沖縄与論間のフェリー船内図2
2等の客室はこんな感じです。

沖縄与論間のフェリー船内2等
横になって過ごせるので、時間がかかっても快適です。

ちなみに揺れはほとんどありません。船酔いの心配はないでしょう。

部屋の外で過ごすことも可能です。

沖縄与論間のフェリー船内3
シャワーやレストラン、売店もあります。

沖縄与論間のフェリー船内レストラン 沖縄与論間のフェリー船内売店
売店にはご飯ものは、おにぎりとカップ麺程度しかなかったので、何か食べたい方は乗船前にコンビニで買った方がいいかと思います。

甲板にも出れるので、外の空気も吸えます。

沖縄与論間のフェリーの外 沖縄与論間のフェリー甲板 沖縄与論間のフェリー甲板からの景色
本部港から乗船したので、船を探索して少し寝たらあっという間に着きました。

ほぼ定刻通り11:50分ごろに到着です。

お昼に到着するので、午後からたっぷり観光できます( ^ω^ )

3.最後に

今回は以上になります。

沖縄本島から与論島までのフェリーでの行き方についてご紹介しました。

フェリーで行くと時間はかかりますが、飛行機よりも格安で行くことができます。

また船内も広々としているので快適に過ごすことができますよ(^^)

ぜひ時間のある方は、フェリーを利用して与論島まで行ってみてはいかがでしょうか。

その他、与論島に関することは下記の記事を参考にどうぞ。

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